穀潰し日記

日々のことを綴ってます。

電車中記

車内広告で、ガリガリ君が20年ぶりにリニューアルされることを知った。
氷が大きめになってより爽やかな味になるらしい。
かき氷、きめ細かくなるのが進化みたいなところあるのに、ガリガリ君がさらにガリガリするのかなと思ったら、なんか嬉しかった。食べねば。

乗り換え、発車待ち。向かいの席の窓に映った自分がボロボロで、せっかく髪の毛セットしたのに湿気で意味ないし、そしたらこの髪型まったく似合わないし、そもそも骨格にあってない髪型なんだろうし、体は汗でべたつくし、パスモ忘れて乗り換える時、日本なのに駅員さんに聞いちゃったし、まあこれは別に良いと思うけど、
なんかとにかく泣きそう。泣きそうというか、泣きたい。泣きたいというか、泣きてぇ。

かわいいって言ってくれないかなぁ。
言われたことなんてないけどさ。言えよ。
くそーーー全部雨のせいだ。

文にしてたらちょっと落ち着いてきた。

けどそもそも、朝、服が決まらなかったのが問題。
そのせいで時間に遅れてしまって焦ったのがすべての始まり。
そして選んでしまったワンピース。昨日からこのワンピースにしようと思ってたのになんか血迷っていろいろ考えて結局着てるのも釈然としない。
雨だし。スニーカー合わないからパンプス履くしかなくて、なのに雨だし!

作ってきたおかずは落としたし、
傘は倒れたし。
なんだろう、なんで、こんなに、てんやわんやなんだろう。
自分のこと嫌いになる。
こういう日があると。

あーあ。一回でも嘘でも良いからかわいいって言ってくれないかなぁ。
そしたら回復すると思うんだよなぁ。
無理だろうなぁ。言えよ💢

はぁ。
あほくさくなってきた。
泣きたい気持ちもしぼんできた。
次でラスト乗り換え。

乗り換えた。あと二つだった。
最短ルート面倒すぎる。
けど交通網ってすごいな。張り巡らされてる感ある。
席が絶妙に、一個飛ばしでしか空いてなくて、荷物多いから立つことにした。
最近、右足に重心かけすぎて右足の股関節の方が固くなってるから左足にかけるように意識してる。同じ国でも乗り慣れてない路線は怖い。むずい。冒険って身近にあるんだな。

のりかえ電車待ち。ムシムシ。
予定通り到着しますと返信した瞬間にひとつ前の電車が電車遅延してることに気づく。
タイミングの神様わたしのこと見放したんか?
まあ一分くらいなら、運転手さんの手腕でどうにかしてくれるだろう。

電車乗った。時間通りだった。巻いたんだなぁ。すげぇな。
席がらがらでありがたい。
座って荷物を膝に置いたら、肘の内側が荷物のせいで真っ赤になって持ち手の跡もついてる。
最近こういうのが内出血みたいになって、なかぬか消えない。老いの怖さというか、生命の儚さも感じる気さえしてくる。
感じる気さえしてくる、って結局感じてるのか感じてないのかわかんないな。
ちょっと感じてるのかな。

昨日三時半に寝た。
ポテトサラダ作ったけど見事に美味しくなくて作り直したりしてたらそんな時間になった。
けど朝起きて、作り直し前と後、それぞれ味見したら、作り直し前が本当に美味しくなくて、
作り直してよかったなと思った。
だから、眠いのか、そうか、私は、寝不足か。
ちゃんと寝不足だったのか。
寝よう。

リップ塗りたいけどリップモンスタしかない。
唇乾燥してるから赤い皮がびらっとしそうで塗れない。塗るタイミングももう多分ない。
私に車内でリップ塗る度胸あったらな。
誰だよ電車内で化粧したらマナー違反って言い始めた人~迷惑かけてなければいいじゃない。
と、今まで思ったことないことを思ってしまった。

だめ、寝よう。

だめ、眠れない。けど三駅くらい稼げた。
あと八分。
向かいに座ってる多分小学生の女の子二人組、ストリートぽい服装で、かわいい。
東京に生まれた子どもって、やっぱり揉まれる情報量とか手の届く場所とか田舎と違うんだろうな、どっちがいいのかな。
けど学生の時に竹下通りなるところでクレープ食べてみたかったな。学生のときにやりたかった。本通りでやればよかった。

ちょいちょい雨が侵入して肌にあたる気がする。換気かね。

窓の外一面の曇り空。
窓の外一面の曇り空。
なんかゴロが気に入った。

あと5分。
大分からだのベタつきがなくなった。
エアコンありがとう。

スマホを暗くして鏡代わりにしてチェック。
皮脂防止のパウダーにしておいてよかった。
生え際に厚塗りしてきてよかった。

窓の外に古びた、美味しそうだけど多分普通なんだろうなっていうパン屋さんを発見した。
レトロで良い雰囲気に背負わせすぎなんだよ、様々な旅雑誌。
けど定期券内の路線の駅のそういう感じのケーキ屋さんのジェラートは好きだった。
もう、自分がキモいな。

ついた!!!
傘忘れてない!よし!!
降りる!!