穀潰し日記

日々のことを綴ってます。

コロナ隔離8日目。昼下がり、一人言。

スニーカーをオキシクリーン漬けにしている。
雨でしか洗浄したことなかったスニーカー。
ワクワクする。実験みたい。

もう八日目なんだな、ってタイトルに入れてびっくりした。
あっという間だったな。 熱が下がって鼻と喉もわりと落ち着いた。
最初はショック過ぎて大泣きしてたけど。 大泣きした、の前に、年甲斐もなくってつけそうになったけど、泣くのに年甲斐関係させたら自分の首絞めるみたいな気がしてやめた。
ネットスーパーのお陰でなんとかやっていけてる。
必要なものがあったら届けるよ、と声をかけてくれた人もいて、お願いすることはなかったけど、救われた。
最初は職場に申し訳なさすぎるから、就業時間の内は、動画見たりせずに自己研鑽に努めようとか思ったけど、有給+お盆休み代わりの特別休暇も当てたので、もう気にせずゆっくりすることにした。
今朝なんて、朝起きたらもう始業時間を少し過ぎていた。 それから二度寝して、起きたらヒルなんですがすでに始まっていた。
夏休み特集をしていた。 私も今、夏休みみたいなもんなけど、 ダラダラなんて一生できるなと思った。
復帰したら、いっぱい頑張ろう。 どんな気持ちよりも、周りの人への感謝の気持ちって頑張るエンジンになるのかも。 とかいって、復帰した日の午前中さえ頑張れる自信はない。
この一週間で筋肉がとんでもなく落ちたと思うので、筋トレ始めなきゃだな。 筋トレ始めなきゃはコロナになる前から毎日言ってるな。

ヒルなんですを見ながら、夏休みって40日もあったなーって思い出した。 別に毎日予定があることもなければ、旅行に出かけることもなかったから、多分遊んだりダラダラしながら過ごしてたんだろうな。
中学生になってからは部活があったから、なんとなく思い出せる。 部活が終わったあと、エアコンが効いた理科室で宿題をしたりしたかもしれない。 部活の昼ごはんも、暑いからそこで食べたりしたんだっけかな。 セブンイレブンのバタースコッチのパンが流行ってた。 午後の紅茶を飲んでる人が多かった気がする。
私は午後の紅茶の美味しさが分からなかった。 ミルクティーも甘ったるくて好きじゃなかった。 けどそんな私が1番部活で太ってた。 テニス部で、スコートに最後まで一人反対してた。
理科室のこと思い出したら鼻の奥がツーンとした。これがエモいっていうんだよ。エモいってなに、って話題をバラエティー番組とかで見ると、聞いてる大人の方が絶対に知ってる感覚だろうなと思う。

おばあちゃんの家にピアノがあったことも思い出した。 適当にひいてた。なんか、自分が泣きたくなるようなメロディーを探して、ひいて、そんで泣いてた気がする。 自分で作った鼻歌でもよく泣いてた。 もう泣けないし作れない。ちょっと残念。

宿題は、朝の比較的涼しい時間にやるタイプだった。けど全然集中できなくて、毎年夏休み最後の日までやってた。高校生の時は終わってなかった気もする。自由研究は図鑑を写してた。今となってはもっと頑張ればよかったなと思う。
夏は汗で紙がへにょへにょになっちゃうから、下敷きを腕と紙の間に入れてた。 扇風機を1番の高さにして、腕のところに風がくるように。
エアコンがない、三人部屋だった。私、もしかしたら扇風機を独占してた? 今さら弟と妹に申し訳なくなってきた。 三人部屋なのに、CDプレイヤーで音楽も流してしまっていた。公害長女。 今なら、もっと良いお姉ちゃんができると思うんだけどなって思ったらまた泣きたくなってきた。 もっと良いお姉ちゃんになりたかったなー。

ラジオ体操好きだった。 スタンプ押してもらうのが好きだった。 大人になって、文房具屋さんで小さくて可愛いスタンプを見つけた時に、あー、あのスタンプも、こうやってどこかで調達してくれてたんだなーって、今さら感謝した。
名字の判子を初めて押してもらった時はびっくりした気がする。 子供の頃は判子を押すなんて日常にないから、こんなところに押してもらっても大丈夫なんだろうか?危ないんじゃないか、とか思った気もする。

そういえば、感染する前、朝、出勤するときに公園を通ったら、ラジオ体操やってて、夏休みが始まったんだなと思った。 体力作りのためにもちょっと参加してみたいけど、子供会の括りとかありそうだし、なにより見ず知らずの大人がこっそり参加してたら怖がる子どももいそうだから、やめとく。

ダラーーーンと暖かくなっちゃってる布団に寝そべって天井を見てると、休んでるんだなと思う。 外でトンカチの音が聞こえる。 どこ補修してるんだろう。 洗濯物を下から眺めた。なんとなく写真を撮った。

黄色いブラウス、捨てたいのにヒマワリみたいで捨てられない。記事も衣装みたいな感じで、絶妙にダサいのに。
カーディガン、ゴムのとこすごい波打ってるなー。着る度に捨て時だなと思う。そう思って着て、脱いだらとりあえず洗おうってなって、また着てる。悪いことじゃないから、どうでもいい。

34度。昨日は27度だったから、大分暑い。けどもう体調もそんなに悪くないし、エアコンをつける気になれない。地球が可哀想だし、電気は逼迫してるらしいし。私はまだ大丈夫。
コロナになって、自分の大丈夫が思ったよりも大丈夫なことがわかった。 また1つ、一人で乗り越えられた。 いろんな助けを借りてではあるけど。 けど、いつまでも大丈夫ではいられないでしょ、けど、いつまでも大丈夫でいたい、もう一人がいいって思ったよ。 けど、いつまでも大丈夫じゃいられないことも、改めて感じたよ。

バカンス欲しいし、海外で働こうかしら。
ふと転職サイトみたけど、なにも信用できなさそうだった。
宿題つくるか、なんか勉強した方がいい。

よしもとばななさんの、アムリタとデッドエンドの思い出を全部読めた。 日常で感じてる何とも言えない気持ちが言葉にされているような文章を見つけると、自分がいる世界に少し格好がついたような、厄介なような、変な気持ちになったり。 登場する、圧倒的になにかが(外面だけじゃなくて)美しかったり、不思議だったり、羨ましいような、羨ましくないような、そんな人たちの日々だった。
読書感想文を書きたいんだけど、導入部分も浮かばないから、書きたいなった気持ちだけで十分。今の私にはそれで十分。だからいつまでたっても今の私のままなんだな。言葉にすると悲しいかも。

アイスもう一本食べたいな。 我慢しよう。

手紙を書かなければいけない用事が3件ある。 なにもない日も、なにかが常にある。 多分夏休みもそうだった。宿題とかさ。
こう、家に閉じ込められるのは、楽だな。 夕方になって、今日一度も外に出てない!出なきゃ!っていう、あの感覚に左右されなくてもいいからさ。

掃除始めようかな。 なんだか洗濯物を回したい気分。 テーブルの上のお茶を冷蔵庫にしまわなきゃ。
午後2時58分。