穀潰し日記

日々のことを綴ってます。

奥華子さんのコンサート

デパートのエスカレーター乗ってたら、モーニング娘。のズッキが痩せた時にセンター勤めた曲がオルゴールでBGMになって流れてるのが聞こえた。ジムに通ってた(結局3ヶ月も続かずにジムやめた)とき、ヨガのBGMが同じようにオルゴール版でハロ/ハワユだった時も驚いたんだけど、こういうのって誰が選曲してるんだろう。
Spotifyとかアップルミュージックとか音楽が集まってる空間からテンポとか曲調とか何らかの音楽の成分を検索して、オルゴールの音に合う曲を集めたりしてるんかなぁ。


奥華子さんのコンサートにいった。
時をかける少女奥華子を好きになって、他の曲もちょっと聴いたりして、つまりミーハーのかじりでファンというのもおこがましいんだけど、
(なんか音楽聴きに行きたいなー誰がいいかなー奥華子さんも生で聴いてみたいなーコンサートやってないかなー)って調べたらちょうどやってて、すぐ友達誘ってチケットとった。

奥華子さんの曲を生で聴いたら、どんな感情になるんだろう、って、自分が何を思うのか全く想像できない状態でコンサートに臨んだ。
お客さんはTHE 老若男女ってラインナップで意外だった。男の人の方が多かった気がするんだけど、それも意外だった。男の人の方が恋愛引きずるっていうもんねって友達と話した。

開演。
喉から音源って言葉がそのまんまだった。
学生の時に聴いたそのまんま。
けどCDより迫力があって声量があってかっこよかった。
あとMCが面白くてびっくりした。

何回かライブとかコンサートに行ってきたけど、ピアノの弾き語りを見るのは初めてだった。
ピアノの音ってあんなに大きいんだな。それにも驚いた。
あと、曲に込めた思いとか、エピソードとかを詳しく教えてくれるのも初めてだった。
私はなんとなく、シンガーソングライターの人ってそんなに意味を込めずに音楽を実は作ってるのかなって、そんなわけないのに謎に思ってたことがあったんだけど、一曲一曲にちゃんとエピソードがあって、それを踏まえて耳にする音楽は見える景色が自分の視点じゃなくて、歌ってる人の視点になるなって。
だから奥華子さんを通してコンサート中に三回くらい失恋した感覚。は言い過ぎか。
ちゃんと恋愛しとけばよかったな。
そしたら聴こえ方がもっと違ったのかな。

迷路って曲を歌ってくれたんだけど、この曲、私すごい好きだったんだけど好きだったことを忘れてて、だから歌い始まった時(え!わー!運命!)って感動しちゃった。
この曲に奥さんが沢山の気持ちを積めて作ってたってことがすごい嬉しかった。
あなたに好きと言われたいは、照明が真っ赤だったりしたこともあってCDで聴くよりもドロッとした気持ちが感じられて、あー、恋って全然生ぬるくて優しいものではないんだなって漫画読むよりもその辛さみたいなのをどっしり受け取れてズキンとした。

三回くらい失恋してまた来よう。
終始奥さんが聴きに来てくれてありがとうってことを伝えてくれて、嬉しかった。
大袈裟でなく、私も生きてて誰かの力になってるんだってことに感動した。力をもらいにきたのに自尊心まで復活させてくれて感謝しかない。
ハイタッチドキッとした。恋じゃ