穀潰し日記

日々のことを綴ってます。

真白の恋

真白の恋

真白の恋

ゴールデンウィーク2日目
Huluサーフィンしてて見てみようと思った。
軽度の知的障害がある主人公の真白が恋する話。

真白は家の自転車屋さんをお手伝いしてて、日課は犬の散歩。
ある日、仕事で東京から訪れたカメラマンのユリさんと出会って、恋しちゃう。
けど、心配性の家族はそんなどこぞの馬の骨やねんみたいな男と真白が会うの大反対、普通じゃないって自他共に表現されてしまう真白の冬の終わりの恋の話。的な。

見た目には全然わからない障害っていうのは、自分がおかしいって思えてしまうのは、すごくキツいだろうな。
家族も、真白が可哀想とか言われるのは気にくわないけど普通じゃないって、真白と初対面の人に伝えていて、守りたい気持ちと過保護と世間へのなんというか壁なのかプライドなのか、それらのバランスをとるのってすごく難しいだろうなって思った。

なんか、私は映画って非日常だったり感動的だったりするものだって前提があるんだけど、
こんなどうしようもない現実の一コマも映画になるんだなって感じのラストだった。

真白のいとこが過保護だって真白の家族に怒鳴って、けど不倫してたことを逆に出されて反撃されちゃうシーンと、真白がどうしたら普通になれるのかって途方にくれてしまうシーンが心に残った。

結局、真白はそんな出会いがあった前の日々にまた馴染んで戻っていって、ユリさんも別に真白を迎えに来なかった。
現実はこれ。
誰も別に変わんないんだよね。けど多分真白が人生を終えるときにはきっと真白の走馬灯を彩るんだろうなーこの恋が。


主題歌の歌詞に、あなたは私を忘れるでしょう、私はあなたを忘れないでしょう、って歌詞があったんだけど、すごい切ないけどよくあることだよなって思ってちょっと落ち込んだ。

富山にちょっといきたくなった。
あとユリさんが後輩の彼氏に似てた。