穀潰し日記

日々のことを綴ってます。

【映画】東京ゴッドファーザー(根拠のない生きてく自信をくれた)

友達に薦められていたことをすっかり忘れてたんだけど、予定のない休日にHuluでなーにーをーみーよーうーかーなーーーってスクロールしてたら出てきて、思い出した。

その子に見たよ!って言いたくて見始めた。
ホームレスのオカマと親父と家出娘が、赤ちゃんを拾って、親に届けようとする話。
いろんな事件に巻き込まれながら(赤ちゃんが巻き起こしながら?)、それぞれの人生の伏せんを回収しながら、大切な人に出会いながら、ラストに向かっていく。

面白いというか、あんまり見ない設定だなって思ったのが、3人とも、わりと、なんともいえない理由で今の状態になっていること。
すごい悲しくてドラマチックな悲劇的なことがあったとかそういう訳じゃなくて。
家出娘なんて、えー、あんた、そこまでする?!っていうちょっと理解できない理由で家出してた。
親の、家出娘にメッセージを新聞の広告で伝えるところ、本当にこの娘にはもったいなくない?!ってちょっと思ってしまった。

けど、そんな人たちがドタバタ、なんだかんだ諦めないで走っていくから、私も生きていけるかもと。

そういう風に自分が感じたことを教えてくれたのは友達で、友達に見たよ!なんかもっとパンクに生きたいと思ったって伝えたら、生きていけるって思うよねと返されて、気づいた。

別に見下す訳じゃない。
けど、画面から受け取った根拠はないけど明日からも元気に生きていけるっていう自信。というか勇気というか。
すごい感動したわけじゃなくて、笑ったわけじゃなくて、目を話せないほど熱中したわけじゃなくて。けど泥臭い人間ぽいポンポンとリズムよく進む展開、賑やかだけどうるさくない画面(全体的に色味が陰ってたからかなぁ)とか、カラッとした後腐れのない(ようでその後が結構気になる)ラストとか、
全編通して、私のなかの隙間を1つうめてくれた。
ありがたい。
生きていくには自分の味方になるものが1つでも多い方がいいと思うけど、1つ増えた。