穀潰し日記

日々のことを綴ってます。

パンズ・ラビリンス

Huluサーフィンしてて、あらすじが気になったので観た。
少女の無垢な魂がたどり着く残酷なまでにピュアなラスト、ってどんなラスト…って。

紛争混じりで、目を覆いたくなるような現実ばこり…そんな主人公の女の子、オフェリアが不思議な世界に干渉していく話。

オフェリアの行動にハラハラしたしイライラした。

賢いはずのオフェリアが、ところどころで失敗をするので、あー!もう!ばか!なんで!って私が地団駄を踏んだ。

パンとか、途中で出てくる化け物とか、巨大な蛙とかが、本当に怖いし気持ち悪かった。
スマホの画面で見ていたけど、目を細めちゃったしスマホ持ってる手を伸ばして画面から離れたくなるくらいの気持ち悪さ。
妖怪大戦争の小豆洗いくらいのイメージで見始めたから衝撃…

継父の残虐さも。久しぶりに人間が拷問される画面や容赦なく撃ち殺される画面を見ると、慣れるまでに時間がかかった。慣れなかった。
こんなことが実際に起こっていたんだよなってことがショック。
人は平等じゃないと言い切る姿の半端ない恐ろしさ。

気になっていたラストは、確かに残酷なまでにピュアなラスト?といえばそんな感じ…
結局、パンの世界はすべてオフェリアの妄想だったっていう締め括りみたいなんだけど、いまいちそれが分からなくていろいろ解説や考察を調べて、あー、夢オチってことになってるんだなって分かった。
それなら、なんでお母さんの病気がおまじないでよくなったのかなと疑問が残るけども…

あのまま生き残っていたら、オフェリアはパンの世界のお姫様にはなれなかったけどパンの世界のことも忘れてすくすくと育ったのかな…けど反政府軍の側に引き取られるんだから、さらに苦しい世界を見続けることになったかもしれないしな。
笑顔で息を引き取ったのが、痛々しかった。


見ながら、感想書きながら、私って映画見るの向いてないなって改めて思った。すぐイラッとしちゃうから。ある意味楽しめてるのかな全身で。かっこいいエッセイみたいな感想書きたいけど無理だ。
諦めた。
伊藤健太郎に偶然会った時に話題に困らないように見続けるけど。
Huluで元をとり続けるために見続けるけど。